Oracle Net Configuration Assistant(netca)でリスナーを構成する

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CentOS 6.7にOracle Databaseのプログラムのインストールが完了したのでリスナーの構成を行います。

CentOS 6.7にOracle Database 11gR2をインストール

Oracle Net Servicesについて
Oracle Net Servicesのコンポーネントの1つであるOracle Netでは、クライアント・アプリケーションからOracle Databaseサーバーへのネットワーク・セッションを可能にします。一度ネットワーク・セッションが確立されると、Oracle Netは、クライアント・アプリケーションおよびデータベースのデータ送信手段として機能します。クライアント・アプリケーションとデータベース間でのメッセージの交換に加え、これらの間の接続を確立および維持します。このようなジョブの実行は、Oracle Netがネットワーク上の各コンピュータに配置されることにより可能になります。

クライアント/サーバー・アプリケーション接続
Oracle Neを使用すると、従来のクライアント/サーバー・アプリケーションからOracle Databaseサーバーへの接続が可能になります。図1-1は、Oracle Netがクライアントとデータベース・サーバー間でネットワーク接続を可能にする方法を示しています。Oracle Netは、クライアントおよびデータベース・サーバーの両方に存在するソフトウェア・コンポーネントです。Oracle NetはネットワークOracle protocol supportの最上位レイヤーになります。つまり、アプリケーションがネットワークにアクセスする方法およびネットワーク上でデータを転送するためにパケットに分割する方法を決定するルールです。図1-1では、Oracle NetはTCP/IPと通信するので、コンピュータ・レベルの接続およびクライアントとデータベース間のデータ転送が可能になります。
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※Oracle® Database Net Services管理者ガイド11gリリース2 (11.2)B56288-05から引用しました。

データベース作成の前にリスナーの構成を済ませておかないと警告が表示されます。
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  1. netcaの起動
  2. netcaを起動します。netcaは$ORACLE_BASE/product/11.2.0/dbhome_1/bin/netcaになります。但しこのままでは文字化けするのでnetca(スクリプト)を修正します。
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  3. 実行する構成の選択
  4. 「リスナー構成」を選択します。
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  5. 実行する処理の選択
  6. 「追加」を選択します。
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  7. リスナー名の指定
  8. 取り敢えずデフォルトのまま[次へ]。
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  9. プロトコルの選択
  10. ネットワーク接続のプロトコルを選択します。選択プロトコルTCPで[次へ]。
    Image20160429171601

  11. TCPポートの指定
  12. セキュリティ等を考慮したらポートを変更した方がいいかも知れませんが、今回は標準ポート(1521)を指定しました。
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  13. 完了
  14. 「他のリスナーを構成しますか」で「いいえ」で完了です。

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この設定は下記のファイルに記述されています。

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