先日Windows Server 2012のDC2台構成でSYSVOLの同期が停止していました
イベントログを確認するとDFSでそれらしい警告が記録されていました
ログの名前: DFS Replication
ソース: DFSR
日付: 2014/01/01 00:00:00
イベント ID: 2213
タスクのカテゴリ: なし
レベル: 警告
キーワード: クラシック
ユーザー: N/A
コンピューター: server01.rootlinks.local
どうもUPSのシャットダウンテスト時に誤って異常終了させてしまったのが原因でDFSRが停止してしまっていたようです
説明:
DFS レプリケーション サービスは、ボリューム C: における レプリケーションを停止しました。この状況は、DFSR JET データベースが 正常にシャットダウンされず、自動回復が無効になっている場合に発生します。 この問題を解決するには、影響を受けるレプリケート フォルダーの ファイルをバックアップしてから、ResumeReplication WMI メソッドを 使ってレプリケーションを再開します。追加情報:
ボリューム: C:
GUID: xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx回復の手順
1. ボリュームのすべてのレプリケート フォルダーのファイルをバック アップします。そうしないと、レプリケート フォルダーの回復中に、 予期しない競合の解決のためにデータを失う場合があります。
2. このボリュームのレプリケーションを再開するには、DfsrVolumeConfig クラスの WMI メソッド ResumeReplication を使います。 たとえば、管理者特権でのコマンド プロンプトで、次のコマンドを入力します:
wmic /namespace:\\root\microsoftdfs path dfsrVolumeConfig where volumeGuid=”xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx” call ResumeReplication詳細については、http://support.microsoft.com/kb/2663685 を参照してください。
マイクロソフトのサイトに説明がありました
Windows Server 2008 R2 での DFS レプリケーション環境では自動リカバリ処理が発生した後に、アップ ストリーム サーバーで変更が、ダウン ストリームのサーバーにはレプリケートされませんは失われます
http://support.microsoft.com/kb/2663685
DFSR Event ID 2213 is logged on Windows Server 2008 R2 and Windows Server 2012
http://support.microsoft.com/kb/2846759/EN-US
Windows Server 2008 R2にKB2663685を適用、あるいはそれ以降のDFSRS.EXEはESE databaseの自動回復はデフォルトで実行しない仕様になっているようです
何故??
取り敢えずコマンド入力で回復します
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wmic /namespace:\\root\microsoftdfs path dfsrVolumeConfig where volumeGuid="xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx" call ResumeReplication |
以降同様な状態になっても自動回復を行うようにレジストリを編集します
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Key: HKLM\System\CurrentControlSet\Services\DFSR\Parameters Value: StopReplicationOnAutoRecovery Type: Dword Data: 0 |
Keyが存在しない場合は作成します。暫くすると同期相手の情報がレジストリに追加されます