RHEL8にOracle Database Clientをインストール

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前回、RHEL8にRPMパッケージのOracle Database 19cをインストールしました。

RHEL8にRPM PackageのOracle Database 19cをインストール

今回はOracle Database Clientをインストールしてみます。
Oracle Database Clinetって別のマシンからリモートでDatabase Serverに接続する為のプログラム群と考えていいのですよね?

環境
・Red Hat Enterprise Linux release 8.5 (Ootpa)
・Kernel 4.18.0-348.7.1.el8_5.x86_64
・oracle-database-preinstall-19c-1.0-3.el7.x86_64.rpm
・開発環境、GNOME環境、日本語入力インストール
・Subscription登録

  1. Oracle Database Clientダウンロード
  2. Oracle Database 19c Client (19.3) for Linux x86-64
    https://www.oracle.com/database/technologies/oracle19c-linux-downloads.html
    今回はLINUX.X64_193000_client.zipをダウンロードしました。

  3. 必要なパッケージのインストール
  4. x86-64でサポートされているRed Hat Enterprise Linux 8のディストリビューション
    https://docs.oracle.com/cd/F19136_01/lacli/supported-red-hat-enterprise-linux-8-distributions-for-x86-64.html#GUID-B1487167-84F8-4F8D-AC31-A4E8F592374B

  5. オプションプ・パッケージのインストール
  6. オプションですがついでにインストールしました。

    ipmiutil (Intelligent Platform Management Interface用)
    libnsl2 (Oracle Database Client専用)
    libnsl2-devel (Oracle Database Client専用)
    net-tools (Oracle RACおよびOracle Clusterware用)
    nfs-utils (Oracle ACFS用)

    libnsl2-develはcodeready-builder-for-rhel-8-x86_64-rpms repoにあるので有効にします。

    ipmiutilはrepositoryが見つけられなかったのでRPM Packageをインストールしました。
    IPMI Management Utilities
    http://ipmiutil.sourceforge.net/

  7. sazanami fontのインストール
  8. runInstallerを実行すると文字化けするのでsazanami fontをインストールします。



    英語でインストールする場合は不要でLANG=Cでそのままインストールできます。


    sazanami fontはRHEL8では提供されていないようなのでOracle Linux 7のepel repositoryからインストールしました。

  9. インストール・ディレクトリの作成
  10. インストール先のディレクトリを事前に作成しておきます。

  11. oracleユーザでログイン
  12. oracleユーザのパスワードを設定してログインします。

  13. 展開
  14. 環境変数CV_ASSUME_DISTIDの設定
  15. oracleユーザで環境変数CV_ASSUME_DISTIDを設定します。

    これが無いとサポートOSチェックでエラーが発生します。この環境変数でOSはOracle Linux 7と認識させるようです(かな?)。


  16. runInstallerの実行


  17. インストール・タイプの選択
  18. 取り合えず「管理者」で。


  19. Oracleベース・Oracleホームの場所の指定
  20. Oracleベース: /opt/oracle/app
    Oracleホーム: /opt/oracle/app/product/19.0.0/client_1
    でインストールしました。


  21. oraInventoryの場所の指定
  22. /opt/oracle/oraInventoryに指定しました。


  23. 前提条件のチェック
  24. スワップ・サイズで警告が発生しました。メモリ16GBなのでスワップサイズ16GB必要だけど、8GBしか無いよと。取り合えず無視で継続です。



  25. サマリー
  26. サマリーが表示されます。


  27. インストール
  28. インストールの途中でスクリプトの実行を要求されます。



    rootでスクリプトを実行します。


    スクリプトを実行すると[OK]でインストール完了です。


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