Linux LVM HDDの切離し(パーティション縮小)

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今回はHDDの切離しを想定してテストしました。

HDD追加はある程度順序立てて作業を行えばそれほどトラブルになることも少ないと思いますが、HDDの交換・切離しなどでパーティションの縮小作業となると一つ間違えばデータ損失の可能性が出てきます。
(実際、この作業でデータを削除してしまって泣きをみました;_;)

この記事も一つの作業例としての参考程度して下さい。実際にはデータ容量等で出来ない場合もあります。
くれぐれも自己責任でお願い致します。


今回は下記のようなLVM構成のテストマシンで/varを縮小してHDD(/dev/sdb)を完全に切離します。
Linux_LVM2

取り敢えずinit 3でオンラインのまま作業をしてみます。
resize2fsはオンラインでの縮小はサポートしていない、/varのumountもできないのでOSをシングルモードで起動して作業を行います。

  1. シングルモードで起動して/varのアンマウント
  2. シングルモードで起動して/varのアンマウントを行います。

  3. ファイルシステムチェック
  4. ファイルシステムをチェックします。

  5. ファイルシステム縮小
  6. /dev/vg_host01/lv_varのファイルシステムを6GBに縮小します。
    この作業で/varが18GBから6GBに縮小されました。

  7. 論理ボリューム(lv)の縮小
  8. 論理ボリューム/dev/vg_host01/lv_varを6GBに縮小します。

  9. 物理ボリュームグループ(gv)から物理ボリュームの切離し
  10. 物理ボリュームグループvg_host01から物理ボリューム/dev/sdb1の切離しを行います。
    vg_host01のサイズが20GBに減少しています。

  11. 物理ボリューム(pv)の切離し
  12. 物理ボリューム/dev/sdb1を切離します。これでHDDが取り外せます。

  13. /varのサイズ調整
  14. /varのサイズをHDDサイズより若干少なめに変更したので、微妙な空き領域ができています。
    それをすべて/varに割り当てます。

    resize2fsの前にe2fsckを実行しなさいと言われました。

  15. /varのmount
  16. /varをマウントして確認します。

この後に電源OFFで2台目のHDD切り離して電源ONしてOSが起動してくれば大丈夫と思います。
ログインしてエラーが無いか確認すればOKですね。

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