sshでリモート接続したらログイン直後にセッションを切られてしまうLinuxサーバにコンソールからログインしたら、いきなり再起動が始まって停止状態になりました。
暫く放置しても一向に起動してくる気配が無いので電源ボタンで強制断、起動したらあらファイル・システムエラーで起動できません(;_;
Checking filesystems
/dev/sda3 contains a file system with errors, check forced.
/dev/sda3:
Inodes that were part of a corrupted orphan linked list found./dev/sda3: UNEXPECTED INCONSISTENCY; RUN fsck MANUALLY.
(i.e., without -a or -p options)*** An error occurred during the file system check.
*** Dropping you to a shell; the system will reboot
*** when you leave the shell.
Give root password for maintenance
(or type Control-D to continue):
マジで焦りました。すぐにrootのパスワードを入力してからfsckの実行です。
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# fsck -t ext4 |
/dev/sda3: ***** FILE SYSTEM WAS MODIFIED *****
/dev/sda3: ***** REBOOT LINUX ****
/dev/sda3: 859288/51864116 files (1.2% non-contiguous), 3145029/204113955 blocks
修復が完了したらrebootします。無事に起動してきました。ホッ(^^
ログを確認したら怪しいログがありました。
Jun 1 02:00:38 www kernel: EXT4-fs error (device sda3): ext4_lookup: deleted inode referenced: 13894444
Jun 1 02:00:38 www kernel: EXT4-fs error (device sda3): ext4_iget: bogus i_mode (0) for inode=13894444
Jun 1 02:15:04 www kernel: EXT4-fs error (device sda3): ext4_lookup: deleted inode referenced: 13894444
Jun 1 02:15:04 www kernel: EXT4-fs error (device sda3): ext4_iget: bogus i_mode (0) for inode=13894444
トラブルが最小限で本当によかった。
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FSCK(8) FSCK(8) 名前 fsck - Linux ファイルシステムのチェックと修復を行う 書式 fsck [ -sAVRTNP ] [ -C [ fd ] ] [ -t fstype ] [filesys ... ] [--] [ fs- specific-options ] 説明 fsck は (ひとつまたは複数の) Linux ファイルシステムをチェックし、また指 定 す れ ば 修 復 も 行 う 。 filesys に指定できるのは、デバイス名 (例: /dev/hda1, /dev/sdb2)、ファイルシステムのマウントポイント (例: /, /usr, /home) 、 ext2 ラ ベ ル ま た は UUID 指 定 ( 例: UUID=8868abf6-88c5-4a83-98b8-bfc24057f7bd, LABEL=root) であ る 。 通 常 fsck は、物理的に異なるディスク上にある複数のファイルシステムを並列的に チェックし、全ファイルシステムのチェックに要する時間を短縮しようとす る 。 コ マンドラインからファイルシステムがひとつも指定されず、かつ -A オプシ ョンも指定されなかった場合は、 fsck はデフォルトの動作として /etc/fstab に書かれているファイルシステムを逐次的にチェックする。これは -As オプシ ョンを指定した場合の動作と同じである。 fsck の返り値は、以下の状態を表す数の和となる。 0 - エラーなし 1 - ファイルシステムのエラーが修正された 2 - システムをリブートする必要がある 4 - ファイルシステムのエラーが修正されないまま 残っている 8 - 操作エラー 16 - 利用法・文法のエラー 32 - fsck がユーザ要求によってキャンセルされた 128 - 共有ライブラリのエラー 複数のファイルシステムをチェックした場合の返り値は、チェックした各フ ァ イルシステムの返り値に対して、ビットごとの OR をとったものになる。 fsck は、実際には Linux で利用できるさまざまなファイルシステムチェッカ ー (fsck.fstype) への単なるフロントエンドにすぎない。ファイルシステム固 有のチェッカーは、 /sbin, /sbin/fs.d, /sbin/fs, /etc/fs, /etc, 環境変数 PATH 内のディレクトリの順にサーチされる。詳細はファイルシステム固有のチ ェッカーのマニュアルを参照すること。 オプション -s fsck の動作を逐次的にする。複数のファイルシステムをインタラクテ ィブ (対話) モードでチェックする際に有用。 (注意: デフォルトでは e2fsck(8) の動作は対話モードである。 e2fsck(8) を非対話モードで 動作させるには、 -p オプションか -a オプションを使用する。また非 対 話 的にエラーを自動修復させたい場合は -n オプションを利用する 。) -t fslist チェックするファイルシステムのタイプを指定する。 -A オプションが 指定されている場合は、 fslist にマッチするファイルシステムのみを チェックする。 fslist パラメータは、コンマで区切られたファイルシ ステムとオプション指定のリストである。このコンマ区切りのリストに 含まれるファイルシステムのすべてに、否定演算子 ’no’ また は ’!’ を前置することもできる。これにより、 fslist にリストされていない ファイルシステムだけがチェックされる。 fslist のファイルシステム すべてに否定演算子が付けられていない場合は、 fslist にリストされ ているファイルシステムのみがチェックされる。 (訳註: リストの一部 だけに否定演算子を付けることはできない) オプション指定をコンマで区切った形で fslist に含めても良い。これ らは opts=fs-option という書式でなければならない。オプション指定 が存在すると、 /etc/fstab のマウントオプションのフィールドに fs- option があるファイルシステムのみがチェックされる。オプション 指 定の前に否定演算子がある場合は、 /etc/fstab のマウントオプション のフィールドに fs-option がないファイルシステムのみがチェック さ れる。 例 えば、 opts=ro を fslist に指定すると、 /etc/fstab にリストさ れているファイルシステムのうち、 ro オプションを持つものだけがチ ェックされる。 fsck プログラムへの非公式なユーザインターフェース変更に依存した ブートスクリプトを使っている Mandrake ディストリビューションとの 互換性のため、 fslist にファイルシステムタイプ loop があった場合 、 -t オプションの引き数として opts=loop が指定されていると仮 定 する。 通 常ファイルシステムのタイプは、 filesys を /etc/fstab ファイル から検索して見つかったエントリから取得する。ファイルシステムのタ イ プが取得できず、かつ 1 つのファイルシステムだけが -t オプショ ンの引き数になっている場合、 fsck はそれを利用する。指定してある ファイルシステムタイプを利用できない場合は、デフォルトのファイル システムタイプ (現時点では ext2) を利用する。 -A /etc/fstab に列記されているファイルシステムをすべてチェックす る 。 このオプションを用いれば、複数のファイルシステムに対して fsck をひとつひとつ単独で実行しなくてもよいため、システムの初期設定フ ァイルである /etc/rc 中でよく利用される。 -P オプション (後述) が指定されていなければ、ルートファイルシス テムが最初にチェックされる。その後、 /etc/fstab ファイルの 第 6 フ ィールドである fs_passno の順序にしたがって他のファイルシステ ムがチェックされる。 fs_passno の値が 0 であるファイルシステムは 、スキップされて一切チェックされない。 fs_passno の値が 0 より大 きいファイルシステムは、小さい fs_passno 値を持ったものを優先 し 、順番にチェックされる。同じ番号が指定されているファイルシステム が複数ある場合には、 fsck はそれらを並列してチェックしようとする 。しかし同じ物理ディスクにあるファイルシステムの同時チェックは避 ける。 したがって、 /etc/fstab に対する最も普通の設定は、ルートファイル シ ス テムの fs_passno を 1 とし、他のすべてのファイルシステムの fs_passno を 2 とするものである。こうすると fsck は、(効果が期待 できる場合には) 自動的にファイルシステムチェッカーを同時に並列し て動作させる。何らかの理由で複数ファイルシステムの並列チェックを したくない場合には、システム管理者はこの設定をしてはいけない。た とえばマシンのメモリが少なく、余分なページングが問題になる場合な どがこれにあたる。 -C [ fd ] 作業完了分・残り分の棒グラフをサポートしているファイルシステムチ ェッカー (現在 ext2 と ext3 用のものだけ) に、表示を行わせ る 。 fsck は一度にひとつのチェッカーだけが表示を行うように、複数のチ ェッカーを管理する。 GUI フロントエンドにはファイルディスクリ プ タ fd を指定することができる。この場合、棒グラフの情報はファイル ディスクリプタに送られる。 -N 実際には実行せず、何が行われるかだけを表示する。 -P -A オプションが指定されている場合、ルートファイルシステムを他 の ファイルシステムと並列にチェックする。ルートファイルシステムが壊 れている場合には e2fsck(8) 自体が壊れている可能性もあるため、 こ のオプションを用いるのは安全性を損なうことになる。このオプション は、ルートファイルシステムを小さくコンパクトなパーティションに切 りなおしたくないシステム管理者向けのオプションである (ルートファ イルシステムを小さくコンパクトにまとめるのが正しい解なのだが)。 -R -A オプションを用いて全てのファイルシステムをチェックする際に 、 ルートファイルシステムをチェックしないようにする (ルートファイル システムがすでに read/write でマウントされている場合)。 -T 起動時にタイトルを表示しない。 -V fsck から起動されるシステム固有のコマンドを含め、詳細な表示を す る。 fs-specific-options fsck が理解しないオプションは、ファイルシステム固有のチェッカー に渡される。これらのオプションは引き数をとってはならない。なぜな ら、どのオプションが引き数をとるか (とらないか) を fsck が正しく 判断できる方法がないためである。 -- 以降に指定したオプションと引き数は、ファイルシステム固有の オ プションとしてファイルシステム固有のチェッカーに渡される。 fsck は任意の複雑なオプションをファイルシステム固有のチェッカー に渡すようには設計されていない点に注意すること。複雑なことをやろ うとするときは、ファイルシステム固有のチェッカーを直接実行してほ しい。非常に複雑なオプションと引き数を fsck に渡した場合に、期待 し た 動作をしなかったとしても、バグとして報告するには及ばない。 fsck にやらせるべきではないことを、あなたがやったのだから。 ファイルシステム固有の fsck のオプションは、標準化されていない。確か で ない場合は、ファイルシステム固有のチェッカーの man ページを調べること。 保証されたものではないが、以下のオプションはほとんどのファイルシステ ム チェッカーでサポートされている。 -a 質問なしで自動的にファイルシステムを修復する (このオプションの使 用には注意を要する)。ほとんどのファイルシステムチェッカー は -a オ プションに対応しているが、 e2fsck(8) においては -a オプション は過去互換性のために準備されているだけである。したがって e2fsck で は、このオプションは (安全に利用できる) -p オプションにマップ され、いくつかのフィルシステムチェッカーがサポートしている -a に はマップされない。 -n ファイルシステム固有のチェッカーの中には、 -n オプションが指定さ れると、問題点を修復するのではなく、その問題点を単に標準出力に書 き出すものもある。しかし全てのファイルシステム固有のチェッカーが 、このような動作をするわけではない。特に fsck.reiserfs(8) は、こ の オ プ シ ョ ン が 指 定 さ れ て も破損箇所を報告しない。また fsck.minix(8) は、 -n オプションを全くサポートしていない。 -r 対話的にファイルシステムを修復する (確認を求める)。注意: fsck が 並列に動作している場合にこのオプションを利用するのはあまり賢いと はいえない。 e2fsck においては並列動作がデフォルトであり、このオ プションは過去互換性のためにのみ準備されている。 -y ファイルシステム固有のチェッカーの中には、 -y オプションが指定さ れると、検出されたファイルシステムの破損箇所を常に自動的に修復し ようとするものもある。エキスパートは、より上手に fsck を手動で実 行させることができる場合もある。全てのファイルシステム固有のチェ ッカーが、このオプションを実装しているわけではない点に注意するこ と。この man ページを書いている時点では、特に fsck.minix(8) と fsck.cramfs(8) は -y オプションをサポートしていない。 著者 Theodore Ts’o (tytso@mit.edu) ファイル /etc/fstab 環境変数 fsck プログラムの振舞いは、以下の環境変数による影響を受ける。 FSCK_FORCE_ALL_PARALLEL この環境変数が設定されていると、 fsck は指定されたファイルシステ ムすべてを、それらのファイルシステムが同じデバイス上にあるように 見えるかどうかを問わず、並列にチェックしようとする。 (これは IBM や EMC などの会社から販売されているような、 RAID システムやハ イ エンドのストレージシステムで有用である。) FSCK_MAX_INST この環境変数は、同時に動作するファイルシステムチェッカーの最大数 を制限する。この指定を行えば、多数のディスクを備えたシステムにお いて fsck がたくさんのファイルシステムチェッカーを同時に起動し、 システムで利用できる CPU やメモリなどの資源に過度の負荷を与え て し まうことを避けることができる。この値を 0 にすると、spawn する プロセス数の制限がなくなる。現在はこれがデフォルトだが、 fsck の 将 来の版では、OS からアカウンティングデータを取得することにより 、同時に行うファイルシステムチェックの数を自動的に決めるようにな るかもしれない。 PATH PATH 環境変数はファイルシステムチェッカーを探索する際に用いられ る。まず最初に、一連のシステムディレクトリが検索される。これらは /sbin, /sbin/fs.d, /sbin/fs, /etc/fs, /etc である。これに続いて PATH 環境変数に指定されたディレクトリ群が検索される。 FSTAB_FILE この環境変数を用いると、システム管理者は /etc/fstab ファイルの標 準的な置場所を変更できる。これは fsck のテストを行う開発者にとっ ても便利である。 関連項目 fstab(5), mkfs(8), fsck.ext2(8) または fsck.ext3(8) また は e2fsck(8), cramfsck(8), fsck.minix(8), fsck.msdos(8), fsck.jfs(8), fsck.nfs(8), fsck.vfat(8), fsck.xfs(8), fsck.xiafs(8), reiserfsck(8). E2fsprogs version 1.39 May 2006 FSCK(8) |