CentOS 7でクラッシュダンプ(kdump)を有効にする

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CentOS 7でクラッシュダンプ(kdump)を有効にしてみました。

カーネルクラッシュダンプガイド
https://access.redhat.com/documentation/ja-jp/red_hat_enterprise_linux/7/html/kernel_administration_guide/kernel_crash_dump_guide

重要
カーネルクラッシュダンプは、障害時に唯一利用可能な情報である可能性があるので、ビジネスに不可欠な環境ではこのデータの重要性を過小評価してはいけません。Red Hat は、システム管理者に対して、通常のカーネル更新サイクルで kexec-tools を定期的に更新、テストすることを推奨します。これは、新しいカーネル機能が実装された場合に特に重要です。

過小評価してたなぁ(^^;;

  1. kdump のインストール
  2. 最小構成インストールでもkexec-toolsはインストールされていました。

    インストールされていない場合はyumでインストールして下さい。

  3. メモリー使用量の設定
  4. kdumpカーネル用に予約されるメモリーサイズを指定します。

    kdump メモリー要件定
    https://access.redhat.com/documentation/ja-jp/red_hat_enterprise_linux/7/html/kernel_administration_guide/kernel_crash_dump_guide#sect-kdump-memory-requirements

    最適なメモリーを自動設定してくれそうなcrashkernel=autoを取り合えず設定してみます。

    1. /etc/default/grubの編集
    2. GRUB2メニューの再作成
    3. crashkernel=autoが追加されています。

  5. /etc/kdump.confの編集
  6. /etc/kdump.confでコアダンプの保存先やクラッシュした場合の動作を指定します。
    クラッシュした場合のデフォルト動作はrebootです。

  7. kdumpの有効化
  8. 再起動
  9. 動作確認
  10. カーネルクラッシュを引き起こしてテストします。クラッシュして再起動になりました。

    再起動後にダンプファイルが出力されているか確認します。

2019年3月15日追記
kdumpが起動時に予約したメモリーサイズがdmesgで確認できました。
検証環境では4GBの物理メモリでcrashkernel=autoです。

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